住まいのバリアフリー改修セミナー&個別相談会
開催日時:平成29年2月5日(日)10:00〜13:30
会 場:横浜新都市センター ミーティングルーム3
参 加 者:3名
住まいのバリアフリー改修セミナーでは、シニア期に必要になってくる住宅改修の態様や、そこに至るきっかけはどのようなタイミングなのかを講義しました。
一般的に、自分が今健康なのに、そうでなくなる近未来を想像しながらバリアフリー改修を検討するといった、余りにもリアルなシュミレーションを人はしないものです。しかし心のどこかで『一応は考えないとな』と思う時期が後期高齢者前の70歳前後に訪れます。
また住まいの心配事はバリアフリーだけでなく、外装や内装のリフォームなど、定期的に手を加えないといけないことも含まれます。セミナーでは、この定期的に行うリフォームとバリアフリーリフォームを合わせて行えば、抵抗なく行えるというアドバイスを軸に、『バリアフリーリフォーム5箇条』なる定義の説明を行いました。
またセミナーの最後には、脳梗塞で片麻痺となり短い期間でバリアフリーリフォームを行ったものの、改修後2年余りでご本人が他界、その後残された奥様にとってバリアフリーリフォームが殆ど有効に機能していないという事実を、ある事例を基に説明を行い、バリアフリーリフォームを病気や障害を負った方のために対処療法的に行うことの弊害、また設計や施工の実務者以上に、住まう方の意識向上が求められるという問題提起をする形で、セミナーを締めくくりました。