第3回 よこはまエコリノベーション・アカデミー特別講座
よこはまエコリノベーション・アカデミー特別講座
NPO法人と横浜市の連携により既存住宅の省エネ改修による
快適な住まいづくり~ 省エネ改修工事 第3回現場見学会
開催日時:平成29年1月29日(日)13:30〜16:00
会 場:【受付・講義】W邸
【見学】 W邸
参 加 者:12名
第3回の見学会は、横浜市の西の外れ、瀬谷区の相沢にあるW邸で行われました。
横浜市は武蔵野丘陵の最東端にあり、そのため海岸に近い南区や保土ヶ谷区は標高差40〜50mの急峻な丘陵地や谷戸が多くみられますが、瀬谷区はかなり神奈川県中央部に近く、横浜市では珍しく平坦な地形です。このせいか、冬場の気温が沿岸部よりも1度程度低く感じます。
さてW邸は現行の住宅向け給湯器では最高グレードというべきヒートポンプ・ガス瞬間式併用給湯器へ交換しています。
この機種は、潜熱回収型給湯器の機能へ更にヒートポンプ機能(クーラーと同じ)を付加し、給湯期初に電気を用い、ある程度お湯が温まったらガスに切り替えるというハイブリット給湯を行えます。この機種は、大家族の様に多くの給湯や温水床暖房用の熱源を必要とする場合によりコストメリットの高い商品です。
サッシ断熱は『カバー工法』といい、既存のサッシ枠の上から枠付き断熱サッシを被せる方法を用いています。この工法のメリットは、壁を壊さずにできることに加え、二重サッシではないため、サッシの開閉を二回行わなくて良い点にあります。
※サッシの開閉が面倒くさいことが、二重サッシ唯一の欠点です。
このようにいわゆる『交換モノ』は非常に分かりやすく一長一短がありますので、それぞれの特性をよく見極める必要があります。