かながわ・よこはまケア連携型バリアフリー改修シンポジウム
かながわ・よこはまケア連携型バリアフリー改修シンポジウム
共催:公益社団法人かながわ住まいまちづくり協会
NPO法人横浜市まちづくりセンター
日時:平成28年3月28日(月)13:30〜16:30
会場:神奈川県建設会館2階・講堂
最近、『地域包括ケアシステム』という言葉を、新聞やネット上で見聞きされたことはありませんでしょうか?
『地域包括ケアシステム』とは、介護が必要になった高齢者も、住み慣れた自宅や地域で暮らし続けられるように、『医療・介護・介護予防・生活支援・住まい』の5つのサービスを、一体的に受けられる支援体制で、団塊世代が75歳を超える2025年に向け、そのような支援体制を整備して行きましょうという国策です。逆に『整備して行きましょう』ということですから、現在はそのような支援体制が出来ていないことを意味します。
『かながわ・よこはまケア連携型バリアフリー改修シンポジウム』は、国道交通省が地域包括ケアシステム構築の一政策として平成22年度から3年間実施した『高齢者等居住安定化推進事業・ケア連携型バリアフリー体制整備事業』を、まち協とまちセンが個々に受託し、その改修事業の成果を報告したシンポジウムです。
ケア連携とは建築士と理学療法士、作業療法士が連携して様々なケースの改修事例に実務で関わりました。このような連携体制は従来になく、まさに地域包括ケアシステムが描く姿なのですが、従来になかったということは新しい試みですので各専門職間の職場文化の違いが露見し、そう簡単に連携が上手くいかないケースも多々ありました。
そのような実施結果を踏まえ、施策立案をする国の立場から国土交通省国土技術政策総合研究所の長谷川 洋住宅性能研究官に第一部の基調講演をして頂き、第二部のパネルディスカッションでは4つの実例報告を実務で携わった建築士と作業療法士が行いました。