小規模多機能型居宅介護事業所新築工事 竣工現場見学会
《小規模多機能型居宅介護事業所新築工事 竣工現場見学会》
開催日時:平成27年1月31日(土) 10:00〜12:00
開催場所:神奈川県横須賀市公郷町
参加人数:●まちセン:7名 ●FJCネットワーク東京:4名 ●その他:4名
平成25年9月、住まい・まちづくり相談事業において受付し、設計・監理部会登録の設計事務所を紹介し、竣工に至るまでのコンサルティング業務をまちセンで受託した横須賀市の小規模多機能型居宅介護事業所が、竣工したのに併せ、竣工現場見学会を開催しました。
この竣工現場見学会は、まちセンの他、関連団体からも広く参加者を募集し、総勢15名が見学会に参加頂きました。
小規模多機能型居宅介護事業所とは、介護保険法で定める小規模多機能型居宅介護サービスを提供する介護事業所として位置づけられています。
小規模多機能型居宅介護サービスとは、自宅での暮らしを続けられるよう、一人ひとりの希望や介護が必要な程度や状況に応じて、サービス拠点への「通い」を中心に、自宅への「訪問」、拠点での「泊まり」を組み合わせて利用できます。
電話による見守りなども行い、なじみの職員によるサービスを受けられるため認知症の人に向くとされ、2006年度から介護保険サービスに導入されました。厚生労働省の調査で2012年度末現在、全国で3979事業所あります。
このような施設の性格上、1階に昼間利用のディサービススペースを、2階には夜間利用の宿泊室を5室設け、開業後は24時間対応の施設となります。
1階のディサービススペース。廊下はなく、玄関、階段、エレベーター、LDKが同じ空間にまとまっています。
浴室の床面積は1.5坪と、洗い場のスペースを広く取っています。これは、シャワーキャリー(浴室用車いす)の利用を想定しているためです。
3箇所あるトイレの戸は、全て三枚引き戸です。
宿泊室の入口引き戸は各部屋で扉の色が異なります。
これは、宿泊者が部屋を間違えないようにする ための配慮です。